こんにちは!獣医師のまだらーです🐶🩺
今月は、「わんこが老いる」ってどういうこと?を、一緒に考えていきます〜!
あそトモの皆さんの多くは、まだシニアの年齢ではない子が多いと思います。
ですが、シニアになる前から「うちの子、シニアになったらどんな感じになるんだろう?」「うちの子がシニア期になったら、私たちはどんな暮らしになるだろう?」を考えておくことは、今を楽しく過ごすためにも重要なのではないかなと思っています。
それでは、前編の「わんこのシニア期ってどんな感じ?」をお届けします!
1. シニア期はいつから?
犬の年齢は体格によって進み方が異なります。
【小型犬】 シニア期:7〜8歳頃 高齢期:11〜12歳頃〜
【中型犬】 シニア期:6〜7歳頃 高齢期:10歳頃〜
【大型犬】 シニア期:5〜6歳頃 高齢期:8〜9歳頃〜
体格によって差ははありますが、「7歳を過ぎたら“シニアの準備期間”」と考えておきましょう!
2. 体の変化
●筋肉量が減る
お散歩で歩きたがらなくなる、ジャンプや階段が苦手になる
●被毛の色が薄くなる、白くなる
●関節がこわばる
寝起きに動きがぎこちなくなる、背中が丸くなる
●視力・聴力が低下する
反応がゆっくりになる。人の動きが見えにくくなり、びっくりすることも増える
●代謝が下がる
太りやすく、やせにくくなる
(高齢期になると、太りにくく痩せやすくなっていきます)
●内臓の働きがゆるやかになる
下痢・嘔吐などの消化器症状が出やすくなる
一緒に暮らしていると少しずつの変化なので気づきにくいですが、昔の写真と見比べてみると「あ。歳とったかも…!」と思うことも。
体の変化に対して、私たちが環境を整えてあげることで、愛犬も過ごしやすくなります。

