こんにちは、獣医師のまだらーです。
みなさんのお手元にも、自治体からの「狂犬病予防接種のお知らせ」のハガキが届く頃かなと思います。
今回は、飼い主の皆さんにぜひ知っておいていただきたい、犬の狂犬病ワクチンについてお伝えします。

「狂犬病」ってなに?

狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染した動物に咬まれることで感染する「人獣共通感染症」で、人間にもうつる可能性があります。発症するとほぼ100%死に至る病気です。
日本では1957年に清浄化して以降、国内での発生はありませんが、世界では年間数万人が亡くなっています。

狂犬病ワクチンの接種について

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どうして狂犬病ワクチン接種が必要なの?

狂犬病は、一度発生すると瞬く間に感染が広がる可能性があります。日本国内で発生がないのは、狂犬病ワクチンの接種が徹底されているから!もし、ワクチンの接種率が低下すれば、日本でも再び狂犬病が発生する危険性があります。

世界でも狂犬病の流行がない国は、オーストラリアやアイスランドなど6地域だけで、日本に近いの台湾では、2013年に狂犬病の発生が確認され、狂犬病清浄国から除外されました。


友人のわんこは狂犬病ワクチンを「猶予」されていると言っていたけど、うちの子も接種しなくていい?

狂犬病ワクチンには「猶予」という制度があります。
猶予に当てはまるのは、病気や老齢などの理由で獣医師が判断したとき。この場合は、獣医師が発行する「狂犬病予防注射猶予証明書」を役所に提出する必要があります。

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接種すべきか悩むようだったら、かかりつけの獣医さんに相談してみてくださいね!

狂犬病予防注射済票と鑑札