こんにちは!獣医師のまだらーです🐶🩺
関東も梅雨入りしましたね!
梅雨が明けると、やってくるのは灼熱の夏!!
私個人は大好きな夏なのですが、獣医師として心配になるのは、やっぱり熱中症。
真夏ではなく、梅雨時期から患者さんが増える「熱中症」について今回はお伝えしていきます!
熱中症って?
体温調節機能が働かなくなり高体温や脱水になることで生じる全身の疾患です。
わんこは肉球や鼻先などの身体のごく一部でしか汗をかけないので、人のように汗をかいて体温調整をすることができません。
そのため、パンティング(ハァハァと激しく口で呼吸をする)が体温を下げる主な方法です。
しかし、気温や湿度が高かったり、「短頭種」などの身体的特徴があったりすると、パンティングをしても、うまく体温を下げることができません。
体温が高い状態が続くと体を作っている蛋白質が壊れてしまい、様々な臓器の機能に障害が出ます。また、脱水することによって水分や塩分が体の必要なところに届かなくなると、障害がさらに進み、多臓器不全に陥り、死に至ることもあります。